レプリカ
レプリカとは、広い定義でいうとオリジナルの物に対するコピー一般の事です。
例えば博物館などで見かける展示物、その中には古代の壺や刀剣などがあると思います。そういった各館で保存されている文化財が、展示する事に対して保存状態に悪影響を及ぼす懸念がある場合や、現代においては存在しなくなったという場合にはレプリカを製作して代用展示を行う事があります。
現存する文化財がある場合、弊社では保存状態を考慮したうえ細心の注意を払って現物の「型取り」を行い、細部の凹凸に至るまで正確に再現し、原資料に忠実な彩色を施して製作します。
また、現存する物がない場合でも資料や文献などに基づき忠実な文化財の復元を行っております。
文化財(安土城考古博物館)
文化財(安土城考古博物館)
丸木舟(エルマール舞鶴)
丸木舟(エルマール舞鶴)
タバン(京都大学総合博物館)
熱帯雨林(京都大学総合博物館)
恐竜(新潟県立科学博物館)
恐竜(新潟県立科学博物館)
動物(愛媛県総合科学博物館)
動物(愛媛県総合科学博物館)
昆虫(滋賀県立琵琶湖博物館)
ザリガニ(滋賀県立琵琶湖博物館)
「型取り」とは何ですか?
型取りとはシリコン樹脂・ポリエステル樹脂、または石膏を使って立体造形物を複製する造形技術です。大きさや細かい凹凸までもほとんど拾い上げ、まったく同じものを複製できるといっても過言ではありません。
様々な所で使われるレプリカ
高度な技術と幅の広い知識が必要とされるレプリカは、文化財だけではなく動物や植物など様々な造形展示において多用されております。
また、映画やTVなどの映像分野においても現在では実在しない昔の物をレプリカで再現する事がよくあります。このページの写真にて、弊社が現在までに制作した文化財のレプリカや動植物のレプリカ、そして撮影用に再現されたレプリカ作品をご覧ください。